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仕掛けるのは、あの名店「NARISAWA」で10年にわたってヘッドソムリエを務め、「鮨m」を立ち上げた木村好伸ソムリエ。















渋谷の喧騒を少し抜けた落ち着いた一角に、食とお酒好きの心をくすぐる素敵なお店がオープンしました。「無境 Mukyo Sake & Beyond」。
仕掛けるのは、あの名店「NARISAWA」で10年にわたってヘッドソムリエを務め、「鮨m」を立ち上げた木村好伸ソムリエ。
フレンチの緻密な技法と日本の豊かな食材、そして日本酒を中心としたお酒がクロスオーバーする「日本酒ガストロノミー」の世界へ、オープン前から楽しみに伺ってきました!
「無境」の面白さは、ドアを開けた瞬間から始まります。席に通されるのかと思いきや、まず案内されたのは心地よい風が抜けるテラス。
ここでウェルカムドリンクと最初の一品をいただくのが、このお店ならではのプロローグなんです。
富士山麓のハーブ園から届いた山椒の若葉のエッセンスを、お店で自家蒸留してグラスへシュッとひと吹き。
テラスでいただいたスタートのひと皿は、煮穴子。

最初の1杯は、新政 No.6 S-type Barrel Aged Essence「Yohji」。
新政らしいフレッシュでクリアな酸の奥に、オーク樽由来のバニラやウッディなニュアンスがふわりと重なり、驚くほど優雅で立体的な味わいでした。

渚(鯵と焼き茄子の最中)。
サクッと香ばしい最中を一口かじると、脂の乗った鯵の旨味と、香ばしく燻された焼き茄子のとろけるコクが一気に広がります。
フロール・デ・カーニャ 18年(Flor de Cana 18)× 焙煎コーヒーの演出。
バーボン樽で18年自然熟成されたナチュラルな甘みとコクを持つラムに、香ばしい焙煎コーヒー豆のエッセンスを重ねた特製カクテル仕立て。
再構築(たこ焼き)。

「たこ焼き」をテーマに、フランスの伝統料理「ブッフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)」で再構築しています。

元ドン ペリニヨンの最高醸造責任者、リシャール・ジェフロワ氏が富山・立山町で立ち上げた話題の日本酒。

余白(烏賊・サフラン)。

細かく格子状に包丁を入れた烏賊は、絶妙な火入れで驚くほど柔らかく、噛むほどに自然な甘みがじんわり。トップにのったサフラン色のクリスピーなチップのサクサク感、ズッキーニのみずみずしさ、滑らかなクリームが重なって、食感のリズムがとても楽しい一皿です。
京都・伊根町の向井酒造が醸す、古代米(赤米)を使ったロゼ色の日本酒。

まるでアセロラや野いちごのようなキュンとした果実味と甘酸っぱさがあって、見た目も味わいもとっても華やか。

江戸(深川めし)。
器の周りには針葉樹があしらわれ、下にはアサリの出汁とお米を合わせたリゾット仕立ての深川めしが。

全量純米蔵の先駆者、埼玉・蓮田の神亀酒造が手がける一本。

源流(富士山サーモン)。
富士山の清らかな湧水で育ったサーモンは、中心がしっとりした絶妙なミディアムレア。
添えられたまんまるの自家製ブリオッシュでソースをすくって食べるのも至福でした。

ブルーノ・パイヤール N.P.U. × 奈良萬 純米酒(黒イチジクとクロモジの演出)。

最高作柄の年だけに造られる至高のシャンパーニュ「N.P.U.」と、福島・喜多方の骨太な旨口純米「奈良萬」。この東西の銘酒に、旬の黒イチジクやクロモジのウッドチップ、スパイスを添えて香りを共鳴させるという圧巻の演出!
火(焼き鳥)。メインはなんと「焼き鳥」の再解釈。
綺麗なロゼ色に仕上げられた鴨肉は、しっとり柔らかくて噛むほどに旨味が溢れます。香ばしい焼き目をつけたネギが添えられていて、まさに大人の「ねぎま」。

コースの締めは、日本古来の調味料「煎り酒」を使った透き通るスープのラーメン。
梅と鰹節の優しい酸味と出汁が身体に染み渡ります。

デザートのみずみずしいシャインマスカットとヨーグルトの爽やかさまで、最初から最後まで心地よいリズムで楽しめました。

テラスからテーブルへ移るワクワク感、星付き仕込みの技でアップデートされたソウルフード、そしてお酒の魅力を何倍にも引き出してくれるスマートなサービス。その全部が心地よく調和していて、肩肘張らずに上質な時間を過ごせます。
新しい日本酒体験ができる名店、また遊びに来たいです。
ごちそうさまでした!

















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