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東京・三田の静かなエリアに昨年9月にオープンした日本料理店「三田 ゆうみ」。
銀座の有名日本料理店で料理長を務めたという30代半ばの若き店主が営むお店です。

店内は高級感あるカウンター。

穏やかな大将との会話を楽しみながら、おまかせコースのスタートです。
まずは焼酎で乾杯。
まず運ばれてきたのは、目にも美しい鯖寿司です。香ばしく炙られた皮目のパリッとした食感と、ほんのりレアで極上の脂が乗った身のコントラストが見事。

シャリとの間に忍ばせた大葉が心地よく爽やかに香り、天盛りのワサビが全体をキリッと引き締めてくれます。

日本酒をオーダーすると、色鮮やかなおちょこが登場。

続く椀物は、日本料理の格を感じさせる上品な仕立て。
真薯のベースには贅沢に解し身が使われていて、お口の中でふわっと解ける優しい食感がたまりません。

上に美しくあしらわれたカニの脚肉、そして冬瓜と柚子皮の緑が彩りを添え、じんわり溶け出したカニの旨味が体に染み渡る端正なお味です。

お酒は夏酒をいただきましょう。

華やかな色絵の器で登場したのは、目にも鮮やかなお刺身の一皿。

軽く湯引きして旨味を凝縮させた美しい切り身に、ポン酢を優しく吸わせた琥珀色の染めおろしがたっぷりと絡みます。
続いて、初夏の訪れを告げる賑やかな一皿。ひときわ目を引くのは、立体的に揚げられたヤングコーンのヒゲの天ぷらです。
サクサクとした独特の繊細な食感がとにかく楽しくてクセになります。衣の中で旨味をギューッと閉じ込めた椎茸や魚介のフライも絶品で、すだちを絞るとさらに味が引き締まります。
アスパラガスの鮮やかな緑と、トマトすり流しの美しいピンク色のコントラストも最高です。

コースの「凌ぎ」として供されたのは、涼やかなガラスの器に盛られた美しい素麺。

艶やかで喉越しの良い麺の周りには、出汁をベースにした翡翠茄子の餡のような、爽やかでとろみのある黄金色のソースがたっぷりと敷かれています。

天盛りの花穂紫蘇の爽快な香りと、おろしワサビのキリッとした辛みが麺に絡み合い、見た目も味わいも本当に涼やかで洗練されています。
焼き物には、味わい深い土物の器に盛られた太刀魚が登場。
太刀魚特有の美しい銀色の皮目が炭火でパリッと香ばしく焼き上げられており、箸を入れると身は驚くほどふっくらジューシー!上品な脂がジュワッとあふれ出します。
コースの終盤を飾る温物は、お出汁の優しさに包まれる肉料理。
さっとお出汁にくぐらせた柔らかくジューシーな薄切りの牛肉は、噛むたびに旨味が溢れます。そこに寄り添う万願寺唐辛子のほろ苦さとシャキッとした食感が素晴らしいアクセント。


そして、いよいよお楽しみの締め括り。炊き立てのご飯は一粒一粒が美しく立っていて、お米本来の自然な甘みが噛むほどに広がります。

お盆にずらりと並ぶ充実した「ご飯の共」がまた秀逸なんです。手前中央には旨味が凝縮された鮭の西京焼き、お隣には三つ葉が香る出汁の効いた赤出汁。

さらに明太子、きゅうりの浅漬け、柴漬け、ひじき煮、ちりめんじゃこ、牛肉のしぐれ煮と、どれも素材を活かした丁寧な味付けでご飯がとにかく進みます。
最後の甘味は、温かい自家製の焼きわらび餅。
香ばしく焼き目をつけたもっちり・とろけるような質感のわらび餅に、香ばしいきな粉と濃厚な黒蜜がたっぷりと絡み合います。

若い感性と銀座で培った確かな技術、そして何より食への誠実な姿勢が、訪れるゲストを温かくもてなしてくれますよ。季節が変わるごとにどのような進化を見せてくれるのか、これからも長く通い続けたい大切な一軒です。
ごちそうさまでした!


















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