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渋谷マークシティのすぐ近く、ちょっと路地に入ったところに、今どきの渋谷にはちょっと似合わないくらい渋い居酒屋があるんです。その名も「やまがた」。
ネオンぎらぎらの渋谷から一本入っただけなのに、こんな落ち着いた空気のお店に出会えるとは思ってなくて、扉を開けた瞬間ちょっとびっくりしました。
中に入ると、そこはまさにふるきよき酒場な雰囲気。渋谷がどんどん変わっていく中で、変わらずここにあり続けてきたお店だけが持つ、いい意味での「重み」を感じます。
店内は小上がりとテーブル席、カウンターの3タイプ。
まず頼んだのはそら豆。塩茹でしただけのシンプルな料理なんですけど、豆の甘みがしっかり濃くて、皮をむいた瞬間にふわっと青い香りが広がるんです。

そして鯵の刺身。身の透明感を見た時点でもう新鮮なのはわかるんですけど、口に入れた瞬間の脂の乗り方にまたびっくり。
薬味との相性も良くて、青魚っぽい香りはちゃんと残しつつ、臭みは一切なし。

次につぶ貝。コリコリの心地いい歯ごたえの奥から、磯の風味と噛むほどに出てくる旨みがじわじわ来ます。

下処理がちゃんとしてるから、余計な雑味が全然なくて、素材そのものの味を楽しめました。
居酒屋の実力を知りたいなら、やっぱりもつ煮込みは外せません。

じっくり時間をかけて煮込まれたであろうもつは、びっくりするくらい柔らかいのに、ちゃんと弾力も残ってる絶妙な火加減。

味噌ベースの出汁は角の取れた優しい甘さで、飲んだ瞬間に体の芯からじんわり温まります。
あとニラ玉も忘れちゃいけません。

派手な演出も、洗練されすぎた内装もありません。でも、一皿一皿にちゃんと仕事の丁寧さが詰まってて、誰でも気負わず過ごせる空気があります。渋谷がどんどん変わっていく中で、こういうお店が変わらずそこにあり続けてくれることのありがたさを、あらためて感じさせてくれました。
ごちそうさまでした!













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