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川崎市高津の住宅街にひっそりと佇む、完全予約制・紹介制の名店「潟潟ヤ(がたがたや)」。
木製の扉を開けると、そこにはわずか6席のカウンター。
店主の笹川氏が立つステージが広がっています。
一見すると、マスターの笹川さんは少し強面で緊張しましたが、お酒が進むにつれて、
テンションが上がり会話もめっちゃ楽しい。

「同じお客様には二度と同じ料理を出さない」というポリシーのもと、
一期一会の精神で繰り出される圧巻のコースです。
まずはおつまみの盛り合わせからスタート。
自家製の塩辛、コリコリとした食感が堪らないたこの吸盤、そして旨味が凝縮した松前漬け。

お酒は日本酒をたらふくいただきますよ!

こちらでは1種類のお酒を冷酒で出したかと思えば、次に同じお酒を55度、さらに60度と温度を変えて提供されるので味の変化を楽しめます。

続いて登場したてっさは、身の弾力が素晴らしく、噛むほどに甘みが広がります。
冬といえば、やっぱりてっさですよね。今年何回食べたことか。


冬の女王香箱蟹。
外子のプチプチ感と内子の濃厚なコクが、口の中を幸せで満たしてくれます。
蟹も今年めっちゃ食べていて、大好物。
身もふっくらで、美味しい。

さらに驚いたのが蟹酒。
蟹の甲羅の香ばしさと旨味が日本酒に溶け出し、体温がふっと上がるような多幸感に包まれました。


あん肝は、まるでテリーヌのような滑らかさ。

臭みは一切なく、熟成酒のふくよかな香りと見事に同調します。

続く海老と里芋は、里芋のねっとりとした食感に海老のプリッとした甘みが重なり、
ホッとする美味しさ。

そして、マスターの故郷の味、新潟ののっぺい汁。
根菜の出汁が優しく体に染み渡り、コースの中盤で一度リセットさせてくれる心憎い演出です。

鮪にカラスミを合わせた一皿は、カラスミの塩気が鮪の脂をキリッと引き締め、お酒が止まりません!


続いて登場するのは、こちら羽衣の雲丹。

さらにメイン級のお肉と雲丹。

鉄板で絶妙に焼き上げられたお肉の肉汁と、とろける雲丹の磯の香りが混ざり合い、まさに至福の極み。
〆は担々麺。

専門店顔負けの本格的なスパイス使いで、ピリッとした辛味が最後の熱燗の甘みをさらに際立たせてくれます。
最後はフルーツでさっぱりと。

「潟潟ヤ」での時間は、単なる食事というよりは、マスターが作り出す「酒と食のドラマ」を観劇しているような感覚に近いかもしれません。
予約困難で紹介制というハードルはありますが、もしチャンスがあれば、ぜひ足を運んでみてください。
ごちそうさまでした!
















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