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鎌倉駅からのほどよい距離感。路地を少し入ったビルの2階。
こちらにあるフレンチ、「Fierte(フィエルテ)」。
この階段をのぼって、2階へ行きます。
扉を開けると、そこは外の喧騒を忘れるような白とグレーを基調としたスタイリッシュな空間。
「Fierte」とはフランス語で「誇り」を意味する言葉。
その名の通り、一皿一皿にシェフのプライドと美学が詰め込まれた、唯一無二の時間を過ごせる場所なんです。

オーナーシェフの山本悠太さんは、フランス・マルセイユの星付きレストランや、あのグランメゾン「銀座レカン」、そして湘南の名店で腕を磨いてきた実力派。
この日はお料理にあわせて、ワインはペアリングをいただきました。
まずは泡で乾杯。
アミューズ:椎茸/卵黄/長ネギ あん肝/焦がし玉ねぎ。
冬に美味しさを増す椎茸と濃厚な卵黄の組み合わせ、そしてあん肝のリッチな味わい。

前菜:赤海老/蕪。続いては、赤海老の甘みと、旬の蕪のみずみずしさ。
ふわふわのパンも美味しいです。

温前菜:広島県産 牡蠣/あおさ。ここで温かい一皿。
広島産のぷっくりとした牡蠣に合わせたのは「あおさ」。
一口食べると、磯の香りが口いっぱいに広がります。

フレンチなんだけれど、どこか日本の冬の海を感じさせる、シェフの感性が光る一品。

合わせるワインも絶妙に美味しいです。

魚介:北海道産 白子/カリフラワー/静岡県産 桜海老。
冬の味覚の王様、白子の登場です!
クリーミーな白子に、カリフラワーのほっこりとした甘み、そして静岡県産桜海老の香ばしさ。
とろけるような食感の中に、海老のクリスピーな食感が楽しいアクセント。

白ワインが進まないわけがありません。
ポワソン:佐賀県産 8日熟成 鰆(サワラ)。
フィエルテに来たら絶対に食べてほしいのが、この熟成魚。
今回は佐賀県産の鰆を、なんと8日間も熟成させています。
適切な処理と熟成を経ることで、身はねっとりと舌に絡みつき、旨味成分のアミノ酸が爆発的に増えるんです。
そこへ合わされるのが、山本シェフ渾身のクラシカルなソース。
ソースのコクが、凝縮された魚の旨味をさらに持ち上げ、口の中でとんでもないマリアージュが生まれます。

メインに合わせて、赤ワインをいただきます。
メイン:北海道産 蝦夷鹿。メインディッシュは、冬のジビエの代名詞、蝦夷鹿。

しっとりとロゼ色に仕上がった鹿肉は、ナイフがスッと入る柔らかさ。ジビエ特有の鉄分を感じる力強い味わいがありながら、臭みは皆無。
赤ワインのソースと共にいただけば、力強い野生の息吹が身体に染み渡ります。


デザートの前に、オリーブオイルと塩のアイス。
さっぱりとした味わいで、くちあたりなめらか。新しいアプローチですね。

デセール:紅玉/カルバドス/ゴルゴンゾーラ。コースの締めくくりは、少し大人なデザート。

酸味のきいた紅玉に、りんごの蒸留酒カルバドスの香り、そしてなんとゴルゴンゾーラチーズ。

最後に焼き菓子。

デザートまで美味しくて、ついペアリングに追加してワインをオーダーしちゃいました。

ソムリエさんにお任せでペアリングをお願いしたのですが、これがまた素晴らしかった。
お料理の個性に合わせて、シャンパン、白、赤、時にはロゼと、物語を紡ぐようにグラスが運ばれてきます。
温かいおもてなしの心を感じる空間でした。
ごちそうさまでした!


















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