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三軒茶屋の駅から賑やかな通りを抜け、歩くこと約10分。
住宅街に静かに佇む「緒はな」。
「紹介制」をとっている割烹料理店で、昨今は常連さんでさえ予約が取りにくいほどの人気ぶり。

カウンター8席のみのお店は、女将さんが一人で切り盛りされています。
菊芋の摺り流し。
コースの幕開けは、胃袋を優しく温めてくれる一杯から。
菊芋特有の土の香りと甘みが凝縮されていて、余計な調味料を感じさせない滋味深い味わい。
女将さんに、日本酒はおまかせでお願いします。

運ばれてきた瞬間、思わず歓声を上げてしまったのがこちら。

肉厚で甘い帆立に、これでもかとかけられた輝くいくらなどの海鮮たち。通称「痛風盛」なんて呼ばれる背徳の組み合わせですが、鮮度が抜群なので味はあくまで上品。日本酒が進まないわけがありません。

大根餅と鰻。

ふんわりとした大根餅にお箸を入れると、なんと中から鰻が登場するんです。

鰻の香ばしさと脂の甘みが、大根餅の優しさに包まれ、さらには一番出汁の繊細な旨味が全体をまとめ上げる。

これはドジャース優勝を記念して作られた日本酒なのだとか。色がまさに。

新鮮なお魚をいただくのは、醤油ではなく特製の「あん肝ソース」。

淡白な白身魚に、濃厚でコクのあるあん肝のソースを絡めると、口の中で極上の珍味へと変化します。

白子の春巻き。

熱々の春巻きを頬張ると、パリッとした皮の中から、とろりとクリーミーな白子が溢れ出します。

メインは地鶏。

皮目はパリッと、身は弾力があり噛めば噛むほど旨味が溢れます。
シンプルだからこそ、素材の力強さと焼きの技術が光る一皿です。

コースの締めくくりは、鯛めし。
最後は、お出汁をかけてお茶漬けに。
さらさらと流し込むと、鯛の旨味が再び広がり、コースの余韻を優しく締めくくってくれます。

紹介制というハードルはありますが、もし機会があれば、ぜひ訪れてほしい名店です。
ごちそうさまでした!
緒はな (日本料理 / 西太子堂駅、三軒茶屋駅、若林駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.4
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