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都営浅草線・泉岳寺駅の出口から、徒歩10秒。
「tak(タケ)」は、そんな駅近にありながら、
扉を開けた瞬間に都会の喧騒を忘れさせてくれる場所です。
まず驚くのが、その内装。
職人の手仕事によって仕上げられたという重厚な石壁と、温かみのある木のカウンターが調和していて、まるで現代美術館の一角のような雰囲気なんです。
お席はカウンター8席と、奥には落ち着いた個室(8名まで)も。
この日はランチに伺いました。
まずは泡で乾杯。
初めての方にもおすすめという「季節のショートコース」をいただいてきました。

先付:梅のお粥。コースの幕開けは、胃を優しく整えてくれるお粥から。
梅の穏やかな酸味と、お米の甘みがじんわりと染み渡ります。
まこもだけのお浸しと出汁のエスプーマ。シャキシャキとした真菰筍(まこもだけ)に合わせるのは、なんと泡状の出汁!口の中でシュワっと出汁の香りが弾ける感覚は初めて。

海老芋のきぬかつぎと蟹の煎餅。
ねっとりとした海老芋の下には鯛味噌、上にはパリパリの蟹煎餅。
食感のコントラストが楽しくて、お酒が進みます。

カウンター越しのシェフとの会話も楽しいです。
熟成じゃがいものチップスと菊芋のすり流し。
これ、驚きました。2年間も熟成させたジャガイモを使っているんです。
濃厚な旨味のチップスに、菊芋のすり流しと柿の木茸を添えて。秋の深まりを感じる一皿。

お酒のラインナップも豊富です。

銀杏と栗の白和え 最中仕立て。
サクサクの最中を頬張ると、中から銀杏と栗の白和えが。揚げた栗の渋皮が香ばしいアクセントになっていて、デザートのような見た目なのにしっかり「和食」なんです。

お造り:金沢直送の鮮魚。

まずは、このアートのような盛り付けに感激。

毎朝、金沢から直送されるというお魚たち。
この日はマゾイ、甘エビ、サワラ、真鯛など。
新鮮なのはもちろんですが、素材そのものの力が強くて、噛むほどに甘みが広がります。


揚げ物:下仁田葱の天ぷら。冬の王様、下仁田葱。熱を加えることでとろりと甘くなった葱を、サクッとした衣で閉じ込めてあります。
ここに合わせるのが「牛すじ煮込みソース」。葱の甘みと牛の脂の旨味、そして根セロリのすり流しの爽やかさが一体となって……もう、たまりません。

続いては、お椀です。
お椀:金目鯛と芽蕪のお椀。

天然真昆布を8日間以上もかけてじっくりと水出ししているのだそう。
金目鯛の上品な脂と、春を感じさせる芽蕪。


メインはA4ランクの飛騨牛シンタマ。

赤身の旨味が濃いお肉に、香り高い「匠ごぼう」のソースがかかっています。 そして付け合わせの島根県産「つや姫」。お肉とご飯を一緒に口に運ぶと、至福のフィナーレ。

泉岳寺の駅前にあるとは思えない静けさの中でいただく、丁寧に引かれた出汁と、遊び心あふれる料理たち。 「tak」は、単にお腹を満たすだけでなく、食べる人の感性を刺激してくれるお店でした。
メニューは月替わりなので、訪れるたびに新しい発見があるのも嬉しいポイント。 大切な人との記念日や、ビジネスの会食、あるいは自分へのご褒美に。 五感が震えるような食体験を、ぜひ味わってみてください。
ごちそうさまでした!














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