105/200
富山の旬を、揚げたてで。
2025年7月、富山市の静かな住宅街・いたち川沿いに移転オープンした「天麩羅 たか乃」。
以前は「天ぷら小泉たかの」として親しまれていたお店で、ミシュラン一つ星や天ぷら百名店にも選ばれている実力派です。
店主の高野智朗さんは、大阪の名店「一宝」で16年修業を積まれた職人。
木の温もりを感じる白木のカウンター8席のみの店内は、静かで清潔感があり、まさに大人の隠れ家といった雰囲気。目の前で天ぷらが揚がっていく音や香りを感じながら、贅沢な時間を過ごせます。
コースは「和みコース」(13,200円/税・サ込み)。
前菜2品に始まり、天ぷら10品、お食事、デザートまでがゆったりと続きます。

まず最初に登場するのは、枝豆の摺り流し。口当たりがとても滑らかで、ほんのり香りが良い。

お酒は富山の地酒、人気の勝駒。
続くお造りは、富山湾の魚たち。

どちらも新鮮で、魚の旨みがしっかり感じられます。

この日の食材はこちら。
富山の食材を中心に、全国から選りすぐった旬のものを使っていて、“とれたてを揚げたてで”というお店のコンセプトそのまま。
紅花油100%で揚げる関西風の天ぷらは、衣が薄くて軽く、食材の味をしっかり引き立ててくれます。
天ぷらを待ちながら、サラダが登場。
ドレッシングの代わりにらっきょうを添えてあるスタイル。
ライブ感たっぷりのカウンター、ワクワクしますね!

天ぷらは、車海老からスタート。
ぷりっとした身がおいしい。生きたまま仕入れているそうで、食感のよさに驚かされます。
カリッと香ばしい、車海老の頭。
キスはふわふわで口の中でほどけるよう。
紅花油で揚げた衣は軽く、油っぽさをまったく感じません。

こちらは天然の舞茸。ふわっと香りがよく、食感もほくほくとしています。


色鮮やかな万願寺唐辛子。

シャキシャキの食感がたのしい、蓮根。


肉厚のフィレンツェナス(丸ナス)など、個性的で楽しいラインナップです。
フィレンツェ茄子、初めて食べました!見た目のインパクトも抜群ですね。
ねっとりとした柔らかいくちどけで、サクサクの衣との食感のマリアージュが楽しいです。
お酒もどんどん進みます!

ふわっふわの蟹を贅沢に包み込んだ天ぷら。

やっぱり富山に来たら蟹を食べなきゃですね!

しっかりとタグも見せていただきました。

穴子はふっくらとジューシーで、皮の弾力とのバランスが絶妙。
締めの「天ばら」は、お店のスペシャリテ。

かき揚げを細かく崩してご飯に混ぜ、能登の塩とごま、山葵で仕上げたもので、サクサクと香ばしく、何度食べても飽きない美味しさです。

デザートはアイスでさっぱりと。
自然な甘みが、コースの余韻を優しく締めくくってくれます。
店主の温かい人柄も魅力で、静かな空間ながらどこか心が和みます。
軽やかで上品、でもどこかぬくもりを感じる。
「天麩羅 たか乃」は、まさに富山の四季を“揚げて味わう”名店です。
ごちそうさまでした!























コメント