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甲府駅から歩いて5分。観光客が行き交うメイン通りから少し外れた路地に、まるで時間が止まったような食堂「稲荷屋」があります。
看板の文字も、軒先の暖簾も、どこか懐かしい。まさに“昭和レトロ”という言葉が似合うお店です。
中に入ると、ほっとする空気。壁にはびっしりと手書きのメニュー札、カウンターの向こうからはコトコトと煮物の音。テレビもBGMもない静けさの中、聞こえてくるのはご夫婦の優しい声だけ。これがもう最高に心地いいんです。
「稲荷屋」は創業58年。今は三代目となるご夫婦が、朝7時半から夜8時半までぶっ通しでお店を切り盛りしています。
朝からチューハイで乾杯!


この日頼んだのは「もつ皿」。白モツを3時間以上じっくり煮込んだという逸品。
柔らかくて、全く臭みがない。ほんのり甘辛い味付けで、お酒が進む進む。

箸でつまむとプルッと弾力があって、噛むたびにじんわり旨みが広がる。

しかも、かぼちゃの煮物まで付いてくるんです。
もうひとつの名物、「ハムエッグ」も最高。焼き加減がとにかく完璧。
ハムの塩気と、とろっと半熟の黄身が絡み合って、朝から幸せな気分になります。おかみさん曰く、「昔からみんな頼む定番メニュー」だそう。確かにこれは頼まずに帰れない一皿。

私が訪れたのは午前11時。あとから常連っぽい方たちがぽつぽつとやってきて、それぞれ静かに一杯。店内はまるで時間がゆっくり流れているみたいで、肩の力が抜けていく。
朝から軽く飲める場所って意外と少ないけど、ここはまさにそんな“隠れ朝飲みスポット”。甲府で早めに動きたい旅人にはぜひおすすめしたいです。
ごちそうさまでした!










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