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白金台のイタリアン「ロマンティコ」に行ってきました。
外苑通りから一本入った建物の2階にあり、隠れ家感もしっかり。階段を上がると、静かに熱を秘めた空気が漂う空間が待っています。
店内は白木のカウンター10席のみ。温かみのある照明が落ち着きを演出しつつ、どこか凛とした緊張感も漂います。特徴的なカウンターの形状からは、厨房を一望できる造り。
所狭しと並んだ調理器具が、この店で繰り広げられる真剣勝負を物語っています。完全予約制のため、時間の流れごと特別に切り取られたようなひとときです。
まずは、泡で乾杯。
まずいただいたのはスミイカ。
子持ちのイカに詰め物をした素朴な料理ながら、噛んだ瞬間に思わず心臓を射抜かれたような衝撃が走ります。
鮮やかなズッキーニも添えられて。
パンもおいしい。プレーンな味わいでありながら、後から登場する濃厚なソースと組み合わさることで真価を発揮。

こちらも夏らしい一皿。万願寺唐辛子にオクラ、コーン、その下には鱧。
ぷりっとした弾力がありながらも、食べてみるとしっとり。味のマリアージュが素晴らしい。

続いて登場したのは「バジリコトロフィエ」。リグーリア地方発祥のショートパスタで、ねじれた形状ともちもちの食感が特徴です。

ここで驚かされたのはバジルの濃度。オリーブオイルの青い草のような香り、ニンニクの鮮烈なパンチ、そしてバジルが放つ圧倒的な緑の香気。
続いては、タコを使ったパスタ。
濃厚なソースに磯の爽やかな香りをまとって、シンプルながらも味の深みがあります。

最後のお肉は厚切りのロースト。色鮮やかなアスパラを添えて。

すべてのお料理が美しく、丁寧な仕事をされていて、それでいて美味しい。
寡黙でカッコいいシェフが、たまに笑顔で会話してくれるのが嬉しい。

食後はティラミスを。エスプレッソの苦味が効いた大人の味わいで、甘さ控えめ。ハーブティーと合わせれば、料理の余韻を静かに反芻する時間が訪れます。

こちらは濃厚なプリン。
昔ながらのねっとり、濃厚なプリンはなんだか幸せな気持ちになる。

白金台「ロマンティコ」は、派手な演出や過剰な説明を削ぎ落とし、料理の芯だけを差し出してくれる場所。だからこそ、食べる側はシンプルな一皿に思いがけない感動を見出すことになる。そういう体験をしたい人にこそ、訪れてほしいお店でした。
ごちそうさまでした!












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