外苑前駅から徒歩5分ほど、青山通りから少し入った路地に「gnudi」はあります。通り沿いの喧騒から一歩外れると現れる、控えめながら洗練された外観。
扉を開けると、そこには温かみのある空間が広がります。

店内は20席ほどのコンパクトな造り。白壁に木のインテリアが映え、ところどころに置かれたワインボトルやドライフラワーがアクセントになっています。気取らずに肩肘張らず過ごせる雰囲気ながら、照明の柔らかさと音楽のセンスに、大人の余裕を感じさせる空間。デートや友人との食事はもちろん、一人でふらりと立ち寄っても馴染める居心地の良さがあります。
メニューはこんな感じです。
前菜から温菜、パスタにお肉料理まで揃っていますよ。

まずはレモンサワーで乾杯。
お料理は「おまかせ前菜盛り合わせ」。これが圧巻でした。
・イタリアン・チャーシュー “ポルケッタ”とくるくる九条葱
・シチリア パレルモ風カポナータ
・生海苔入りゼッポリーニ
・紫キャベツのマリネ
・キャロットラペ
どれも味わい深く、一皿でイタリアの風を感じられるような充実感。特にゼッポリーニは揚げたてのふわもち食感で、海苔の香りがふんわり広がり、一口ごとに幸せを噛み締めました。あまりにも気に入りすぎて、次回は単品でオーダーしたいほど。
料理はどれもワインを引き立て、ついついグラスが進んでしまう。
シンプルながら手が止まらない「フレンチフライ」も健在。塩加減、揚げ具合、すべてが絶妙で、おしゃべりの合間に気づけばなくなってしまう危険なおつまみです。
驚いたのが「ブロッコリーのバーニャカウダと目玉焼き」。
ブロッコリーをソースにするという発想自体がユニークですが、これが非常に完成度の高い一皿。
ブロッコリーをソースにするという発想自体がユニークですが、これが非常に完成度の高い一皿。
バーニャカウダにありがちな苦味やえぐみは一切なく、ブロッコリー特有の青みを活かしながら、濃厚で奥行きのある味わいに仕上げられています。とろりとした目玉焼きの黄身を絡めれば、ワインに合わないわけがない。心からおすすめできる逸品です。
パスタは「カチョエペペ」と「にぼしバターの醤油パスタ」を。カチョエペペはチーズと胡椒のシンプルさで勝負する王道。濃厚でありながら後を引く軽やかさが魅力です。

一方で、にぼしバターと醤油を組み合わせた和テイストのパスタは、旨みが幾重にも押し寄せる中毒性のある味わい。イタリアンの枠を超えた遊び心を感じました。

ワインをたっぷり楽しみながら、心ゆくまで食べて1人あたり7,000円前後。料理の質と満足度を考えれば、このコストパフォーマンスは驚異的。おしゃれなだけでなく、心から満たされる夜を約束してくれるイタリアンです。
外苑前で「ワインに合う一皿」を求めるなら、迷わずgnudiへ。グラスを片手に、心と舌をとことん喜ばせてくれること間違いなしです。











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