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六本木の裏路地にひっそりと素敵なお店がオープンしました。
フレンチをベースとしたイノベーションレストラン「白土」。
ミッドタウンから徒歩2分ほどの場所にできた、新しいビル。
このビルの2階にある、こちらのお店。
階段で2階へ。店内は8席のみのカウンター。

カウンターや椅子は木のぬくもりがあり、アットホームな感じがしながらも高級感も。


カトラリーには、お箸も。

この日はペアリングのコースをいただきました。

最初はこちらの泡で。


シェフの調理する様子を目の前で感じられる、オープンキッチンのカウンター。
お料理は、なんと20品もの数が提供されるという少量多皿スタイル。
まず最初にいただいたのは、豆乳のフラン。
上にのっているのは、カニのビスクとユリ根です。

続いては、岩手の真牡蠣を低温56度でじっくり火入れをした一品。

上に乗っているのは、ぎばさと海藻のジュレ。

合わせるのはもちろん、白ワインです。
牡蠣と白ワインの組み合わせって最高ですね。

雲丹の殻をそのまま使った一品は、雲丹のブリュレ。

キャビアに白トリュフのオイルをかけて、贅沢に。

ちょっとずつ、ワインと合わせて楽しむ。これは至福の逸品。

ボタンエビはブランデーに漬けて、じっくり風味付けを。


透明なガラスの器で出てきたのは、燻製スタイル。

中には一体何が入っているのでしょうか。
なんど、鰤と大根でした。ぶり大根の燻製とは珍しい…!
香りがとってもよく、これは新しい体験かも。

加賀蓮根を使った蓮根餅。そえてあるのは、ヤマブシダケにアワビダケ。
蓮根餅の食感とキノコの食感のマリアージュが楽しい。
そして柚子の皮のパウダーの香りも良い。

続いては、蝦夷鮑をいただきます。

低温で蒸して、肝をソースにして。
合わせるお酒は、鳥居平今村。
海鮮が続きますが、せいこ蟹の雌。
この時期しか漁が許されない貴重な蟹を堪能します。

酢に外子を漬け込んで、仕上げた一品。繊細な盛り付けも素敵です。
小肌は金時草を巻いて。金時草はお浸しにすると、紫色の出汁が出るんです。
手間暇かけて作られ、美しい色に仕上がっています。

続く白ワインは、アルザス。

さらに、ワインも少しずつ多種が登場します。
こちらは、北海道産のジャンボ椎茸。
シンプルなグリルは、柚子胡椒のソースで。

肉汁もジューシーで、美味しい…。

ワカサギはフリットでいただきます。
ウーシャンフェンでスパイシーに仕上げています。

続いていただくのは、鱈の白子。
白子の下には、タレが入っていて絡めていただきます。

よだれ鶏ならぬ、よだれ白子。
このタレが白子と相性抜群で、めちゃくちゃ美味しかった。
次のフォアグラに合わせて、こちらのワインをスタンバイ。
自家製ブリオッシュの上に、フォアグラのソテーを乗せた逸品。
さらに、この上にトリュフをスライスしてもらえるんです…!

パンとフォアグラの組み合わせはよくありますが、
このマリアージュはこれまで食べた中でも最高レベルでしたね。
パンのサクサク食感もちょうどよく、滑らかで濃厚なフォアグラとの相性も抜群。

口直しには、モヒートのグラニテでさっぱりと。

愛知の大鰻は、広東菜花と合わせていただきます。
バルサミコと黒酢のソース、そして山椒というチャイニーズスタイルで。

お肉料理には、黒毛和牛イチボ。
一緒に添えてあるのは、キャンディキャベツのピューレ。


〆に頂いたのは、ラーメンなのですが上に乗っているのはなんと、のどぐろ!
シンプルな細麺に脂の乗ったのどぐろが、絶品。

デザートには、ほうじ茶のブランマンジェ。そこにピスタチオのオイルをたらして。
どこまでも繊細なデザート。
フロマージュブランにキャラメルアイス。
最後にいただいたのは、焼き菓子と宮崎の紅茶です。


シェフとの会話を楽しみながら、本当に美味しい料理をたくさん堪能させていただきました。
どのお皿も丁寧で繊細でこだわりたっぷり、絶品でした。
ぜひ、デートや特別な日にどうぞ。
ごちそうさまでした。
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