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お鮨屋さんを貸し切りにするって、夢のまた夢かなぁって思ってました。このお店に出会うまでは。
代々木上原にあるお鮨屋さん「すし 久遠 (くおん)」は、
なんと!離れがあり、貸し切りで楽しめるという贅沢な空間なのです。
代々木上原駅から歩くこと数分。看板は出ていないので、知る人ぞ知るという感じ。
小さな階段を上るとまるでお家のような入り口。
恐る恐る扉を開けて中に入ると、大将が快くお出迎えしてくれて、なんだかホッと一安心。
離れはカウンター7席のみの空間で、個室ならではの子連れOKだったり、喫煙もOKだったり。
なかなか普通のお鮨屋さんだとハードルが高いことも、ここではできちゃう。

お料理はちょこちょこつまみが出つつ、握りを食べつつ、というハツの好きなスタイル。
やっぱり鮨屋さんがカウンターが最高ですね。
ということで、シャンパンで乾杯。

お任せコースもスタートです。
まずは、真鯛とホシガレイという高級な白身から。
このしっかりとした味と中に忍ばせた肝のアクセント、これはもう日本酒を飲まずにはいられないw
まずは、真鯛とホシガレイという高級な白身から。
このしっかりとした味と中に忍ばせた肝のアクセント、これはもう日本酒を飲まずにはいられないw
続いては、鰹をタマネギと山わさびの2種で。
鰹は生姜やニンニクを合わせるイメージでしたが、
わさびや玉ねぎは和えることで、主張しすぎないちょうどいい味わいに仕上がっています。
鰹は生姜やニンニクを合わせるイメージでしたが、
わさびや玉ねぎは和えることで、主張しすぎないちょうどいい味わいに仕上がっています。
握りは、コハダから。
コハダは味はもちろんですが、見た目のセクシーさを楽しむのがツウなんだそう。
この日のコハダちゃんも、セクシーで美しかったです。

続いて、赤貝。

赤貝って大人になってから出会って、好きになったネタの一つだなぁ。
ねっとり感と弾力のちょうど間くらいの食感がとても好き。
少しだけお腹に入れたところで出てくる、しじみの出汁は反則w
これをいただくと、さらに食欲が増すのはハツだけでしょうか。
これをいただくと、さらに食欲が増すのはハツだけでしょうか。

胃袋の調子も整ったところで、握りはえぼ鯛昆布締め。
続いて、赤身鮪は赤酢のシャリでいただきます。
もう、この佇まいが美しすぎて食べるのが勿体無い…。
お米の一粒一粒がシャキッとしていて、でもまとまりがあって、
ネタとぴったり合わさることでひとつの握りとして成立しているんです。
これは本当にプロの技。
この日も大好評だったのが、いかと山わさび。
この山わさびおろしは、ちょびちょびつまみながら日本酒を飲んでいただきたい。
この山わさびおろしは、ちょびちょびつまみながら日本酒を飲んでいただきたい。

続く握りは、トリ貝。
味が鶏肉に似ているから、とり貝という名前になったという説もあるんだとか。
確かに程よい弾力と柔らかさを持っていて、コクも深い味わいです。
どんどん進む日本酒を片手に、お次は酒のアテが登場。

手前から、鮫のハツ、金目の炙りそして、蛸の柔らか煮。
鮫のハツって初めて食べたかも!金目や蛸は安定の柔らかさ、口に入れた瞬間の幸せ感。
続いて、かすご。

このお上品さは、かすごならでは。
鰯の味醂干しと、穴子の白焼き

続いて、中トロも赤酢のシャリでいただきます。
この厚さなのに、口の中でとろける。これが幸せ。
ねっとり感がたまらない、甘エビ。
絶妙な塩加減と海老本来の甘さがとてもいい。
そして、穴子のタレとたまご。
ほわっほわの穴子は、これまた口の中でとろけるのですが、トロとは違う消え方。
綿あめのようにふわっと消えてなくなっちゃう。
そして、このあとは食べたいものをリクエストしていただいたのですが、
ハツはもちろんトロタクを。
さらに茶わん蒸しまでいただきまして、お腹いっぱい大満足。
この贅沢な空間を知ってしまったら、なかなかほかのお店にはいけなくなってしまうかも。
また季節が変わったころに来たいなぁ。
ごちそうさまでした!
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